1.5 技術・溶射機


この溶射機は、アーク溶融作業の大幅な性能向上を目的に開発され、溶融量・サイズ・溶射騒音が改良された。アークガンは、溶射時のワイヤートラブルが解消され、連続して高速溶射が可能になった。鉄の防蝕に使われるアルミ溶射は膜厚300ミクロンで毎時9㎡の溶射が可能です。

高速溶射機は、小型軽量で安定したアークの下で高速溶射ができ、少人数・短期間で高品質な防錆皮膜を得ることができる。溶射金属材は、金属の電気化学的性質によって異なり、海水環境においてはアルミ材が推奨され、内陸の淡水環境に於いては亜鉛・アルミ疑似合金材が優れている。亜鉛・アルミ疑似合金溶射は我が国で開発された本邦特有の技術である。溶射防錆が必要とされる産業分野では、対象鋼材のサイズ・形状・付属物等の広い範囲で、かつ溶射施工面も曲面など多様であり、軽量で平易な作業性・操作性を持つ製品が求められている。提案する「高速アーク溶射工法」は、工場内施工や屋外での現場施工にも対応できるものである。本装置は、「減圧内アーク溶融方式」を採用しているため、溶射被膜形成時の温度を低く抑えることができるので、プラスチック、紙、布、木材はもとより、コンクリート、鋼材等の幅広い素材に自在に金属被膜が形成できます。コンパクトで軽量な本装置は、工場、現場を問わずハンドリングが容易で、溶射騒音が低く、ヒュームが少ない理想的作業環境で溶射作業ができます。

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